あと数日で7カ月しかなかった令和元年が終わります。役所が仕事納めを迎える本日、とりあえず当事務所の初年度を締めてみたいと思います。
修行先を退職し、たった一人での事務所をスタートしたのが平成31年1月でした。この1年間で起きた出来事は、修行先での2年間を凝縮したより、もっと濃密なものだったかもしれません。
商売人の家に育った母から言われてはいたものの、やはり独立当初の数カ月は、みるみる減っていく預金残高を眺めながらの日々でした。週末になじみの病院さんで受付のアルバイトをさせて頂きながら、現場を知り、平日は近隣の診療所に広告を投函して回る日々を経て、ある日突然仕事が回り始めました。培ってきたつもりの人脈をもってしても、自分の現状ややれることを知っていただくには、やはり時間が必要だと改めて感じた日々でした。
お陰様でHPから問い合わせを下さってお仕事につながる方々も現れ、一つ一つの仕事に正面から向き合っていく中で、「吉田さんにお願いして良かった」「何も問題なく診療に向き合えているのが嬉しい」等々おっしゃって頂けるようになっていることが、何よりの収穫でした。
他人事だと思っていた事態に自分が巻き込まれたりもし、そんなことがあるんだ!という体験をさせて頂けていること、また母校で学生さん相手に講義をするなんていう、少し前までは全く想像だにしなかったことを経験させて頂けたこと。
苦しいこと、嬉しいこと、すべてが財産だと思える貴重な一年となりました。実り多き一年が開業初年度であったことを、ただただ皆様に感謝するばかりです。
来年も引き続き、一つ一つのお仕事に大小を付けずに真摯に向き合って、医療機関や介護事業所の皆様、そしてその先にある患者様や従業員の皆様、ご利用者様の幸せづくりにつながるお仕事を積み重ねるのと併せ、今年から向き合い始めた在日外国人の方とのやり取りについても、より深く、より心のこもった対応が出来るよう努めてまいります。
来年も引き続き、行政書士事務所メドルチェを、行政書士の吉田真美を、どうぞよろしくお願いいたします。
令和元年12月27日
行政書士事務所メドルチェ
代表行政書士 吉田 真美