介護, 医療, 在留資格

医療行政ブログ【在留資格・介護】

おかげさまで先日、独立後初めての「在留資格【介護】」申請を済ませました。恐らく申請取次業務を専門とされる先生にとっては慣れた仕事なのだと思いますが、医療行政を主業務としている私にとっては初めての申請となりました。

この【介護】資格は、昨年できたばかりの資格です。ですので、まだこの資格において在留されている方々の数自体、あまり多くはありません。それに加えて、この【介護】資格において在留する条件となっている「介護福祉士」取得の要件が変更され、数年後からは国家資格に合格しないと取得不可、しかしながら現在は移行期間のため養成校卒業ということで期間限定の国家資格を与える、という微妙な状態です。

来日し、多くの方は日本語学校で1~2年を過ごし、その上で大学や養成校(専門学校)に通われます。その間の滞在費用、学費等はすべて自分持ち(国のご両親もち)です。週28時間は多くの場合アルバイトが認められてはいても、時給1000円と計算しても月々10万以下の収入です。

国元のご両親の負担、人によっては借金をして日本に来て、国元のご両親や親戚一同の生活を将来的に担うために頑張っている方もいらっしゃいます。

ミスは許されない!という思いは、やはり実際にやってみて実感する点でもあり、入管で実際に書類を提出し、窓口の方とのやり取り一つ一つに緊張する瞬間を体験することとなりました。

現状としては、【介護】人材は比較的審査の通りやすい資格となっていますが、今後どうなるかはわかりません。医療・介護分野に携わる者として、今後も是非積極的にこのお仕事をお引き受けしたいと考えておりますが、一つ一つの手続きを慎重に丁寧に、今回経験した緊張感を忘れずに手続きさせていただきたいと、改めて思いました。