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医療行政ブログ【一般社団法人による医療機関運営】

メディカルスタディ協会の研究会に初参加しました。

以前より、一般社団法人という形で医療機関を運営することができることは当然知っていましたが、そのメリット・デメリットについて今一つぴんと来ず、また行政に聞いてもなかなか手続きがわからない、というジレンマを抱えていましたが、昨日のお題はまさにそのあたり。

かいつまんで言うと、一般企業同様に登記によって組織作成ができ、医療法人において求められる諸般の条件(都道府県による設立認可や、理事長要件等々)が緩和される反面、当該保健所による判断が大きくなるため、「非営利」法人であることを明確にする必要性がある、というところかと。

年に2回しかない新規医療法人設立申請のタイミングを気にしなくて良いこと、非医師がバックについている医療機関が法人として活動したい場合などには、有効な手段かと思われます。非医師がバックについている場合に如何に非営利性を打ち出すか、というのは知恵の絞りどころですが。

特に都内においては、自由診療メインで非医師がバックについていらっしゃる組織が多数あることを存じております。この場合、正規ルートでの医療法人設立は難しいため、ケースによってはM&A(法人格の売買)をしたうえでの役員変更をお勧めすることもありましたが、第3の手段として今後活性化する可能性もあります。

ご興味をお持ちになる方がいらっしゃいましたら、是非お問い合わせください!